こんにちは。Hideです。売買不動産歴20年以上 大手不動産会社15年勤務後、関西で不動産会社の代表取締役 現在は賃貸物件のオーナー、投資家、ブログ記事も7年近く書いています。
今回は、サラリーマン時代に行っていた「考え方」につて紹介したいと思います。個人的な見解ですので参考にしていただけたらと思います。
この記事の内容 | レベル |
---|---|
知っ得度 | ★★★☆☆ |
重要度 | ★★☆☆☆ |
専門性 | ★☆☆☆☆ |
お金自体がもたらす効果よりも、「現物」を大切にしたい気持ちを育てる
これから先の内容について、ふざけるつもりはなく、いたって本気です。本気だからこそ伝わる事がありますよね。
コンテンツ
本来「紙幣」や「硬貨」そのもの自体が好きだという人は、コレクターでもない限り少ないのではないでしょうか。お金がもたらしてくれる効果に人は轢かれるものですよね。
今まで買い物をしたことのない小さな子供に紙幣を渡しても、全く興味を引くことはありません。お金で欲求を満たせることを知ってこそ、その偉大な価値を知ることが出来るわけです。
しかし働いたことがない子供にその「重さ」を伝えることは難しいことです。一度与えたらきっとすぐにでも「好きな物」と交換してしまうことでしょう。お金は魔法のアイテム程度にしか映っていないのだと思います。
お金はどれだけ頑張っても「作り出す」ことはできません。何処まで行っても「貰う」ものだからです。作り出せるのであれば「愛着」も湧いてくるかもしれませんね。
お金の価値感は人それぞれです。対価として「貰う」お金には、「いつ」「どこで」「何を行って」「誰から」「どのようにして」といったプロセスがあります。
たとえば
- サラリーマン時代、家具家電の営業をして、会社から、給与として「貰う」
- インターン時代、救急医療の勤務医として、病院から、給与として「貰う」
- 学生時代、アフィリエイト記事を執筆して、ASPから、報酬として「貰う」
- プロ野球選手時代、野球の試合に出場して、球団から、報酬として「貰う」
どの仕事もなくてはならないものだと思います。また、実際に手にする「お金の量」には違いがあるように思いますよね。しかし「重さ」についてはその本人のみぞ知ることだと思います。
つまり、「お金」に関して誰とも共通の価値を見出す事が出来ないのではないかと感じていました。それならばその「価値が解る時まで」貯めようと思い始めました。
紙幣をまじまじと見ている人ってあまりいないでしょう。デザインや色使い、縦横の大きさや材質に至るまで、どこかで誰かが作った作品な訳です。これだけ流通する広告も他にはないしょうか。
ということで、日本の最高額銀行券の肖像画として載る人物「福沢諭吉」について調べました。
少しでも愛着がわいて、近づけたなら「離したくない」って思うんじゃないかって。性別問わず、大切な人を、簡単に手放したくはないでしょ?だから大まじめにやってみました。
福沢諭吉について調べるのは簡単ですよね。でも、より好きになるなら、時間が掛かります。調べてまた調べて、とことん好きになるまで。
残念ながら日本に生きている以上、何かしら消費を繰り返してしまいます。当然その対価として支払いが発生してしまいます。
その時、何気に「紙幣」として支払うのではなく、「福沢諭吉」を差し出すって思うようにしたんです。人質(物質)として一旦別れるんだって。
本当に大切な人だって思えたら苦渋の選択になるんじゃないかって。「さようなら」福沢諭吉って。「ありがとう」福沢諭吉って。
冗談のような本当の話ですが、紙幣にメモや落書きされたものを見たことはないでしょうか。以前支払いに使用して別れたはずの「福沢諭吉」が手元に戻ってきたことがありました。
「奇跡だ」と思って周囲に漏らすと、案外い反応は弱く、同じ経験をされた方も少なくは無いようです。
再会の時って訪れるんです。「また会いたい」、「必ず会える」って願って行動していると戻ってきてくれるんです。
その時も「紙幣」という無機質な価値ではなく、「おかえり」福沢諭吉って伝えてあげる。銀行に振り込まれたなら、必ず通帳記入を行って、まだ見ぬ福沢諭吉に思いを馳せる。
遠方にいる恋人から「今から向かいます」って電話くれたらうれしいでしょ?
そして、必ず手に取るようする。じっと見つめる。遠い道のりを旅してきた大好きな福沢諭吉が、いま目の前にいる。嬉しいに決まってるじゃないですか。
「ずっとそばに居たい」とか「もう離さないよ」とか思うかもしれないじゃないですか。
一度手にした福沢諭吉を、安易に「両替」したり、むやみに「崩したり」したくなくなるくらい好きになる。
好きな人は一人と決める。「樋口一葉」や「野口英世」と天秤にかけない。一途な思いは、必ず相思相愛と思いたいから。
一度崩してしまうと、堤防が決壊したかのように防御が甘くなってしまい散財につながる恐れも出てきます。衝動買いの場合によく起こりうる現象ですね。
本当に必要なものを購入する場合は、「丁度」のお金を用意して他のものは購入しないように、自分自身に策を講じるくらいがちょうどいいかと思います。
大好きになった福沢諭吉が大勢いたら、一人減っても気付かなかったり、陰に隠れて見えなくなってしまう危険性がある。
だから、出来る限り安心して過ごしてもらえるように、複数の銀行で暮らしていただくことが最重要なんです。
預金者保護の方法のひとつとして、預金保険制度に加盟している金融機関が破綻した場合、預金保険機構が当該金融機関に代わって一定額まで払い戻しをしてくれる制度に「ペイオフ」があります。
この制度では、1金融機関につき預金者1人あたりの「元本1000万円」までとその利息は全額保護されますが、それを超える範囲は保護されませんので、やはり分散することは重要ですね。
- お金が欲しいと望むなら、「福沢諭吉」を好きになる
- 支払い時に「対価として妥当だったかどうか」を一瞬でも考えてみる
- むやみやたらと両替したりすると、なし崩し的に流れ出てしまう可能性が広がる
- 一括管理も良いけれど、分散しておくことで「余裕がない」と自己暗示をかける
欲求に対して、見方や考え方を少しだけ変えてみることで、面白く感じたりするものだと気付いた瞬間でした。
この一連の流れが、私を少しずつ変えていきました。これまでマジマジとお金を見たことがありませんでした。紙幣が持つ魔力に似た優位性や、額面にのみ取り憑かれていた時期でした。
「お金が欲しい」と思いつつ、「なんで欲しいのか」「いつ欲しいのか」って考えるようにもなっていた時期でもありました。
無理なくやって今日もHappy!